国際規格等の取得状況/主な表彰履歴/開発実績等製 造研究開発型事業の実績製 品◦PCハードディスクドライブモータシャフト真空熱処理技術◦ヨーロッパ車トランスミッション用ギアの高周波熱処理技術◦ステンレス鋼の特殊窒化技術◦可視光応答型触媒の製造方法(特許)◦F1自動車用エンジンバルブの熱処理技術◆プラズマ窒化処理 1~10torrの窒素混合ガス雰囲気炉内で、炉体を陽極、製品を陰極にして数百ボルトの直流電圧を加えるとグロー放電が生じます。イオン化されたガス成分は電位ドロップ(陰極降下現象)で加速され、製品に衝突して加熱します。 同時に起こるスパッタリング作用などによって表面に窒化鉄が生成され、内部へと窒化層が形成されます。◆ガス窒化処理 アンモニアガスベースの雰囲気炉内で、加熱することによって表面に窒化鉄が生成され、内部へと窒化層が形成されます。とりねつの装置では、6種類ものガス導入が可能で、特殊な還元ガスを使用することにより難窒化材といわれるオーステナイト系ステンレス鋼に対しても、容易に窒化層を生成させることができます。0859-24-0363◆TEL0859-29-5699◆FAXhttp://www.torinetsu.jp◆URLmada@torinetsu.jp◆E-mail◆連絡窓口専務理事 馬田 秀文◆代表者◆設立年月1980年4月◆資本金◆従業員◆所在地理事長 森脇 孝2,000万円(出資金)34名〒683-0851 鳥取県米子市夜見町3001-3県内の金属加工業者が出資して発足した県内唯一の金属熱処理加工事業所です。現在組合員数57社。金属熱処理は機械金属製品に必要な強度や硬さ、靭性などの機械的性質を付与する極めて重要な工程で、自動車、航空機、建設機械機の部品に施され、これらを製造する金型にも適用されています。医療機器においても、強度を高めて軽量化を図る部品にも応用されています。◦ISO90012015・JISQ91002016◦ISO140012015・ISO45001◦一般金属熱処理技能士 特級14名 1級5名 2級5名◦健康経営優良法人認定2017,2018,2019,2020◆真空熱処理 真空熱処理は、真空下で加熱するため酸化や脱炭がなく光輝性にも優れています。 冷却においては、最高6barの高圧窒素ガスによる加圧冷却が行われるため、冷却速度が速く硬度も組織もソルトバスに劣らない熱処理が可能です。◆浸炭熱処理 炭素濃度が低い鋼の表面に炭素をしみこませ、表面だけ炭素濃度の高い鋼を得るのが浸炭熱処理です。浸炭により表面の炭素濃度を高くして焼入れした鋼は、硬さ・耐摩・耗性・疲労強度のある表面と、硬度が低くしなやかな芯部を持つ鋼になります。 浸炭の深さは使用目的によって異なり、例えば、耐摩耗性・耐衝撃性を必要とする場合は浅く、圧力による強度を要求される場合には深くします。◆高周波焼入れ 高周波熱処理は、高周波誘導電流により被加熱物の電気抵抗によって発生したジュール熱で加熱する熱処理です。高周波加熱の特徴として焼入れしたい箇所のみを部分加熱できることや、表面のみが加熱されることが上げられます。 周波数が高ければ表面から浅く、低ければ深く加熱することが出来ます。「鉄に命を -金属熱処理-」鳥取県金属熱処理協業組合33
元のページ ../index.html#45