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賛助会員企業リポート 第1回 松田安鐵工所

会社概要

企業名:松田安鐵工所

所在地:鳥取県鳥取市南栄町14番地

電 話:0857-53-4278

FAX:0857-53-5191

URL:http://matsudayasu.jp/


沿  革

明治30年4月 初代松田竹蔵創業。家具、謄写版などの金具を製造。
大正 5年 二代目松田安治郎継承し、機械器具を製作。
昭和27年 鳥取大震災により全設備を焼失。
昭和28年 新工場が完成し機械設備も一新。
昭和31年 鋳造工場建設。鋳造から機械加工まで一貫生産体制を確立。
昭和41年 三菱重工・三原製作所と取引開始。特に印刷機械工作部の専属協力工場として精密小物部品を鋳造、加工完成品として納入、今日に至る。
昭和55年 市街区域での公害問題及び工場発展に備え、南栄町鉄工団地に進出。
平成 元年 三代目松田安正継承。
平成 2年 鋳造工場、機械加工工場ともに増築。品質及び能力の一層の充実を図る。
平成22年 鳥取県産業振興機構及び鳥取県産業技術センターのご指導により、経営革新、技術の向上に努める。
平成26年 広島三原3Sネットワークに加入し、さらに安全、快適、効果的な職場を目ざして本格的に3S活動を開始する。




企業リポート

 本年度より、当財団の賛助会員企業を紹介するため、「賛助会員企業リポート」を掲載することとなりました。

 第1回目は、鳥取市で明治30年から鉄工所を営む松田安鐵工所を訪問し、現在も精力的に行っている改善活動についてお話を伺いました。

 「目からうろこ」の様々な取り組みは企業の活力も上げ、成果となって表れています。


改善活動を始めた経緯

 100年以上の業績を誇る同社は、平成20年後半に起こったリーマンショックの影響により、平成21年度は過去に経験したことがないような売り上げの落ち込みとなりました。

 このことから危機感を抱いた代表が支援を要請し、「品質・管理体制の確立」をテーマの一つとして当財団が主となって対応することとなりました。

 専門家活用により、5S活動と自助努力を促すための勉強会が実施され、従業員の意識改革などが行われてきましたが、年配と若手に温度差があり、なかなか前に進まず、更なる改革の必要性を感じ本年度(平成26年4月)より新たな取り組みを始めています。


3Sネットワークへの参画


3Sの目標

 現在、全国8ヶ所に3Sネットワークが存在し、改善活動を通じて経営改革を行い、人材育成、品質、業績UPに繋がっています。
このことから、同じ悩みを抱えている企業で「広島三原3Sネットワーク」を起ち上げることとなりました。
 同ネットワークに参画するにあたり、「全員で改善に取り組まなければ、改革できず更なる発展は出来ない」と思い、全従業員でキックオフ大会に参加しました。これにより、全従業員へ思いが伝わり全社を上げて改革へと邁進することとなったのです。
 最初に取り掛かった作業は古い鋳物の木型の廃棄でした。
 整理してみると2トントラック2台分の量があり、これまで道のりの長さを感じました。

 その後、毎朝10分の清掃活動を行うようになり、1ヶ月を過ぎた頃には、従業員より「トイレ掃除も、全員が毎日交代で行ったほうがいいのでは。」と提案があり、「鋳物の加工工場は汚いのが当たり前」という意識から、綺麗で快適な職場のほうが、気持ちも明るくなり仕事もはかどるという意識に変わってきたのです。
 清掃活動を始める前は、毎朝10分もの時間を取られては生産効率が下がるのではないかという不安もありましたが、始めてみるとこれまで以上に効率が上がり、嬉しい誤算となりました。

改善の様子

 現在、「広島三原3Sネットワーク」の例会において改善活動の報告をするにあたり、若手従業員が交代で資料を作成しプレゼンテーションをすることとしています。
 通常、製造業では現場の従業員がプレゼンテーションのような機会を経験することはなく日常業務のみを行っています。この機会によって、業務の調整、資料の作成、プレゼンテーションの仕方、経営に係る各種事柄を勉強する機会にもなり、また発表時には、事前練習の際の心配を払しょくするほどのプレゼンテーションが行われ、従業員の一段の成長を見ることが出来、嬉しいかぎりです。



参  考

「広島三原3Sネットワーク」ブログ  http://yaplog.jp/pikapika3s/

 参加企業の取り組みが、細かに紹介されています。



 工具も一つ一つ整理され、「定位置管理の徹底」がなされています。  工具を戻す場所がわかるよう、工具形状に切り取られたフィルムが貼られていて、分かり易いです。  波型になったトタン板を利用して、工具がおさめられています。



活動の推進

 いわゆる3K(きつい(Kitsui)、汚い(Kitanai)、危険(Kiken))と言われる鋳物工場を運営している同社が、改善活動の実績を作ることにより「やれば出来る」という機運を盛り上げ、皆が快適に働ける職場づくりを更に推進していきます。
そして近い将来、地元企業がお互いに切磋琢磨していけるよう「鳥取3Sネットワーク」を立ち上げたいと考えています。